一番費用のかかる店舗投資費用とは?
あなたの理想のお店を開業するためにあなたはどのくらい投資することができますか?
理想の店舗はどのくらいのお金を必要とするのか?
こんにちは、武野慎一郎です。
今回は一番費用のかかる店舗投資費用とは、というテーマで話をしていきたいと思います。
前回動画で紹介した経費の中でも。やはり気になるのは一番金額の大きい店舗自体の投資費用でしょう。店舗投資費用には大きく内装費、外装費、設備費があります。内装、外装はイメージが沸き易いと思いますが、設備費は開業に不可欠ですが意外と甘く見てしまいがちです。内訳は水道、電気、ガス、空調、厨房機器などが含まれます。
水道工事費は一からの設置ですと60万~120万円の経費が必要です。
グリストラップの設置も水道工事に含まれます。
グリストラップとは飲食店の油などを垂れ流さない装置です自治体により義務が異なりますが、配管がつまると莫大な経費がかかるので、ない場合設置をおすすめします。スケルトン物件にはないケースが多いです。私の店舗も例外ではなく、グリストラップ設置に予想外の経費がかかりました。
電気は飲食店では使用量がとても大きいので50アンペア、大きい店舗では60アンペア以上必要です。照明や空調などの配線工事も必要となり、70万~120万円の経費が必要です。 ガス工事では配管工事として40万円~50万円ほどが必要です。
テナントか一戸建てか、環境により大きく変化します。
厨房機器には200ボルトの大容量のものもありますので、しっかり確認することが大事です。空調に関しては、業務用エアコンの設置により1フロア50万~80万円が必要になります。私も2店舗目でエアコンの容量が合わず、あまりの暑さに、オープン後にエアコンを買い足した、苦い経験があります。必要なものは、しっかり設置することが大事ですね。
ダクト工事はお店の業態により幅広く変化します。焼肉、鉄板、焼き鳥などは換気能力が多く必要でしょうし、カフェなどの軽飲食はさほど換気は必要ありません。私の友人は、ビルのテナントでの開業で、排気を屋上まで上げるのに200万円掛かるとのことで断念したという話もあります。いかに物件の条件が大事かということです。
創業時には店舗工事の依頼先がわからないケースも多くあると思いますが、業者でも飲食店を得意とする場合やそうでない場合で金額も大きく変わってきます。知り合いがいるからといって失敗するケースも少なくありません。3社以上の見積もりは必ずとり、打ち合わせを重ねることをおすすめします。
厨房機器はお店の業態によって左右されますが、しっかりした料理を提供しようと思うと250万~300万円は必要と思ったほうが良いでしょう。
今まで申し上げた通り、一から店舗を構えると非常に多くの経費が掛かることはお判りいただけると思います。居抜き物件を利用して、300万~400万円で開業できることもありますが、運よく条件があったケースに限られます。一般的に飲食店を開業するには1000万円掛かるといわれています。
今回話をしたことはあくまでも、通常の単価として話をしました。 あなたのお店を開業する場合の目安として参考にしてみてください。 あとで思ったよりお金がかかったとか、予算がなくなったとかがないようにすることが大切です。
あなたの飲食店を成功に導く最強の選択術
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