店舗経営者のメインカラーの役割と3つの決め方
店舗のイメージは、使う色に大きく左右されます。あなたは、どのようにして店舗のメインカラーを決めるでしょうか。
こんにちは。
武野慎一郎です。
こだわりと根拠をもって店舗で使う色を決めたいところですが、自分の好みの色を選ぶなど感覚的に決めてしまう方が多いと思います。
色のもつイメージが売り上げに影響することもあるので、しっかりと決めていきたいですよね。
ここからは、店舗のホームページで使う色を決めていくことをゴールに、ブランドカラー決定までの道のりを説明していきます。ホームページの制作予定がない場合も、店舗の内装や広告の色選びにも活用できる内容です。
では、もっとも大切なメインカラーの役割と決め方について一緒に考えていきましょう。
記事内にダウンロードできるワークシートもありますので、どうぞ一緒に取り組んでくださいね。
店舗におけるメインカラーの役割
店舗におけるメインカラーの役割は、その名のとおり店舗の主役であり、印象を決定づける役目をします。ロゴや見出し、キャッチコピーなど、見る人の目に止めてほしい場所に使うことが多くなります。
この先さまざまな場所で用いることを考えると、淡い色よりも明度が低くはっきりした色の方が扱いやすいと言われています。明度など、色の詳細についてはこのあと詳しくご説明する予定ですので、まずは赤、緑、青などのレベルで選んでいただいて大丈夫です。
それでは色の選び方について説明していきます。
店舗におけるメインカラーの3つの決め方
店舗におけるメインカラーの決め方ですが、
1. 色から決める
2. 見た目の印象から決める
3. 言葉から決める
の3つのいずれかから決めることをおすすめします。
それぞれについて、決め方をお伝えしていきます。
1.色から決める
メインカラーを決める方法1つ目は、色からきめる方法です。
ロゴがすでに決まっているから、その色を店舗のメインカラーにしていくとか。店舗の名前や地名、あなたの名前に色が入っているから、その色をメインカラーにする。そういった場合は、メインカラーをスムーズに決められると思います。
また、同業の店舗と違う色を選ぶということもあるでしょう。メインカラーはお客様の中で自然と差別化したり、記憶に残してもらうためのものであるという一面もあります。同業の店舗がメインカラーに緑を選んでいる中、あなたがつくる新店舗のメインカラーが緑だった場合、お客様はその違いを感じにくくなることもあるでしょう。その結果あなたの店舗を記憶し、思い出すことは少なくなってしまうかもしれません。あえて他と違う色を選ぶこともよいでしょう。
一番長くその色を見るのはあなたかと思います。好みの影響もかなり受けるものなので、あなたが気に入って長く使えそうであり、見ていて気分が高まることも大切にしたいものです。
2.見た目の印象から決める
見た目の印象からメインカラーを決めることも、店舗づくりに有効です。
赤は活力をアップさせるアクティブな印象を与える色、緑は安心感をもたらし、集中力やリラックスを促す色など、色自体がもつ印象から色を決めるということです。色の与える印象については店舗つくりにはブランドカラーの決定を。色が私達にもたらす効果で詳しく説明しています。
店舗に来てほしいお客様に合わせた色を選ぶことで、ターゲットとするお客様に選ばれやすい店舗にすることができるでしょう。
3.言葉から決める
メインカラーを、言葉から決めていくパターンもあるでしょう。店舗のコンセプトからメインカラーを決めていく方法です。
たとえば、店舗コンセプトが「格式高いクラシック」だった場合。落ち着いた色合いを選ぶことで、上質さを感じさせることができます。具体的には、茶色や黒などのダークな色を選ぶことをおすすめします。
または、コンセプトが「ナチュラル」「優しさ」だった場合についても考えてみましょう。先ほどと同じように落ち着いた印象ではありますが、淡い色を選んだ方がコンセプトに合うでしょう。グレーや緑など、自然の中にあるようなアースカラーと呼ばれる色を選ぶことで、お客様はコンセプトを色から感じ取ってくれることでしょう。
なお、店舗のコンセプトがまだはっきりとしていないという方は、本サイトでも店舗開業コンセプトをご用意しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用くださいね。
ワンポイント:メインカラーには無彩色もおすすめ
メインカラーを選ぶ際に、意外とおすすめしたいのが無彩色です。無彩色とは、白・黒・グレーを指します。色を選ぶとなるとカラフルなものに意識が行きがちですが、シンプルで馴染みやすいので使い勝手がいいのです。
ユニフォームをつくるなど、メインカラーを店舗内で活用していく際も周囲の色に馴染みやすいというメリットもあります。この続きの記事でご紹介するアクセントカラーとの組み合わせによって、インパクトを与えることも可能です。メインカラーに悩んでしまう際は、無彩色も検討してみてください。
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