【飲食店開業】飲食店を開業するときに確認しておきたい経費の項目
開業時の経費項目。あなたは全て確認できていますか?
もしも見落としがあると、開業時の予算にも大きく影響してきます。後々後悔しないために確認していきましょう。
こんにちは。
武野慎一郎です。
今回は、開業にまつわる経費についてのまとめです。今までお話した経費を復習していきましょう。
物件取得費
まず、最初にスケルトン物件と居抜き物件で大きく開業の経費が変わってくるので、自分の予算応じた物件探しが、必要になってきます。具体的には、小さいお店の開業でも、最低500万円は必要になってきます。物件に基づく経費、物件取得費は家賃の6~10か月分が最初にかかってきますので、注意が必要になってきます。
運転資金
運転資金は家賃の10か月分は用意しておきましょう。飲食店が軌道に乗るまでは、平均的に半年程度は必要です。当面の生活費についても、お話しました。自分の生活費の、給与がでなくても、半年は生活できる金額を用意しておきましょう。
厨房内設備
厨房内の設備は、業態により全く異なることを、しっかり認識しておきましょう。一般的には、100万~を見ておくとよいでしょう。調理道具は、お店の規模に異なりますが、10万円程度あれば、揃えられるでしょう。さらに、食器類は、お店の雰囲気、こだわりが出やすいですが、中古やネットショップを活用し、安く済まそうと思えば10万円ほどできます。おしぼり、割りばし、洗剤等の消耗品は、毎月1万円~3万円程度で収まると思います。
ランニングコスト
ランニングコストも重要な費用です。FLRコストつまり原材料費、人件費、家賃です。それに加え、水道光熱費があげられます。FL60%といわれていますが、自分のお店のウリや強みをしっかり考慮して、計画立てる必要があります。ここで多店舗の差別化をはかっていきましょう。あくまで目安ですが、原材料費は30%、人件費30%、家賃10%、水道光熱費は、20席程度であれば10万程度でしょうか、バーやカフェでしたらもっと低くなるでしょう。
開業資金計画
開業資金は削ろうと思えば、ある程度削れますが、お客様の満足度を下げるような、削り方は良くありません。資金を削って、非日常空間は作れますか?家で食べる料理と差別化できますか?お店の雰囲気は再来店動機の最上位に位置づけられます。お客様のニーズをしっかり意識していきましょう。開業時は自己資金だけでなく、借入もしっかり活用しましょう。金利の安い、創業特別融資など、自治体ごとに施策がある場合もあります。不要になれば、早期返済も可能ですし、一番最初が多く借り入れできる、チャンスです。
計画不足での再度、借入となると、一気にハードルが上がり、金融機関さんとの信用関係にも影響が出ます。しっかりとした、事業計画をたてて、融資を受けることが大切です。
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