ブランドカラーの活用法と、色と合わせて考えたいこと
今回でブランドカラーは最後のレクチャーになります。
ここまで進めてきたあなたはきっとブランドカラーが決まってきていると思います。ここではそのブランドカラーをどのように活用していくかを考えていきましょう。
こんにちは。
武野慎一郎です。
ここまで店舗づくりのブランドカラー決定まで進めてきました。あなたの必要なメインカラー・サブカラー・アクセントカラーも決定したでしょうか?
ブランドカラーのレクチャーは今回で最後になります。
今回はせっかく決定したブランドカラーをどのように活用していくかについてお話していきます。また、色と合わせて考えておくと今後の店舗づくりに役立つことにも触れます。最後まで一緒に進めていきましょう。
ブランドカラーは積極的に活用しよう
まず、決定したブランドカラーの活用法についてです。
まずは、色を使う場面では積極的にブランドカラーを使っていきましょう。何かをつくることになったとき、そこには必ず色をつけることになるはずです。その度に、ブランドカラーを使えるかどうか考えるようにしてください。
ゴールとして設定しているホームページはもちろん、名刺や広告など、お客様や店舗経営に関わってくれるパートナーとのタッチポイントになる場面では、積極的に使っていきたいものです。
いずれの場合も、配色のバランスはベースカラー:メインカラー:アクセントカラ―=70:25:5を心がけましょう。色の割合によっては、まったく別の店舗に見えてしまいます。お店であつかうものは、内部で使うもの、外部に出すもの問わずこの配色とバランスを積極的に活用していくことをオススメします。
ブランドカラーを一貫して使えるようになるために
活用していく中でよく起こる問題はやはり、使い方にばらつきが出てくることです。あなた一人で経営する店舗なら問題ないのですが、スタッフを雇い入れて、複数人で関わるようになると起こりがちです。
そんなときに備えて、ブランドカラーを使う際のルールブックを用意しておくことをおすすめします。とはいえ、簡単なもので構いません。
・メインカラー、ベースカラー、アクセントカラーのカラーコード
・色を使う際の配色バランスについて
・ブランドカラーの意味
・店舗のコンセプト
などを、まとめて確認できるようにまとめておきましょう。店舗内でつくる制作物も、外部に委託して制作してもらう際も、これを伝えればブランドカラーを守ったものが出来上がるはずです。
ブランドカラーを使うことは、ブランドイメージをつくること
ブランドカラーのルールブックにカラーコードと使用バランスのみでなく
・ブランドカラーの意味
・店舗のコンセプト
を入れてほしいのには、店舗をブランドにするために何度も立ち返ってほしいからという理由があります。くり返しになりますが、ブランドカラーは、もっとも自然にブランドのイメージをつくることができるものです。「あなたの店は、どうしてこの色を使っているのですか?」と聞かれたときには、すぐに説明できるようにしておきましょう。そのためにはきっと、店舗のコンセプトにも関係するはずです。
【私達の店は、お客様に日本らしさを感じる和食を召し上がってほしいと考えています。そのために、和を感じる日本の伝統色をブランドカラーとし、伝統的な雰囲気のある店舗づくりを心がけています】などとお伝えできれば、きっとお客様に記憶していただけるはずです。
またこれは、お客様だけではなく一緒に働くスタッフにも理解しておいてほしいという思いもあります。ブランドカラーはブランドイメージをつくることに役立ちますが、何よりもそれを体現するのは実際に店舗で働く人だからです。店舗のコンセプトやブランドカラーをスタッフで共有することは、インナーブランディングにもつながります。店舗の目指す姿を知ることで、スタッフ自身の振る舞いや言葉遣いにも店舗らしさが現れてくるはずです。
ブランドカラーをきっかけとして、店舗の内側にも外側にもブランドイメージを築き上げていきましょう。
店舗づくりのため、ブランドカラーと合わせて称するフォント決めておきたい
最後に、ブランドカラーと合わせて決めておくと、店舗づくりに役立つことをお伝えしておきます。それは、店舗の制作物に使うフォントです。
フォントの違いは、それを音読する人の声の違いのようなものです。どのフォントを用いるかで、印象はまた大きく変化します。ざっくりいうと、あなたの店舗らしいのは明朝体なのかゴシック体なのか。アルファベットなら、セリフが付いているローマ字体が合うのかどうなのか。色と同じく、制作物をつくる度に違うものを使用していると一貫性がなくなります。毎回フォントを選ぶのにも時間がかかりますので、見出し部分はこれ、地の文にはこれというように、使用フォントを決めてしまうことをおすすめします。
ここまでブランドカラーの決め方についてお話してきました。今回決めたブランドカラーをずっと使ってもらえたらとは思うのですが、現段階ではまだ確信がもてない方もいるかもしれません。その場合は、日をおいてもう一度見たときの印象がどうか確かめてみたり、身近な人に「これをブランドカラーにしようと思うのだけれどどう感じますか」と聞いてみるのもいいでしょう。色が与える効果が大きいだけに、プロのデザイナーでも即決はしないものです。必要ならデザイナーにここまで作ったものを確認してもらい、調整をお願いしてもよいでしょう。客観的な意見がほしい場合は、わたしにご相談いただいても大丈夫です。
いずれにしても大切なことは、一目で「これはあの店舗のもの」と分かってもらえるようブランドイメージをつくることです。お客様の中にブランドイメージをつくることができるよう、ブランドカラーを活用していきましょう。
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