あなたの経営姿勢の伝え方
融資担当者が「融資する相手が経営者としての資質がある」と感じ取ることができれば、安心を深め、融資を前向きに進めることができるようになります。
このことに大きな影響を与えるのが、あなたの経営姿勢なのです。すなわち、どのような姿勢で経営に向き合うのかということです。
こんにちは。
武野慎一郎です。
「利益を出すために精一杯頑張ります!」
このような言葉は、融資担当者には刺さりません。
あなたがこれ以外の言葉を口にできないようであれば、融資担当者も融資に対して前向きになることができなくなるでしょう。
融資担当者が聞きたいのは、「安定した確実な経営を行うために、あなた自身がどのようなことを心がけ、どのようなことを徹底し、どのような体制を敷きますか」ということに関する具体論を聞きたいのです。
これらのことを確信をもって口にすることができれば、経営者としての資質があると思われます。
①どのようなことを心がけるのか?
ここでの答えは、「経営者としてのあるべき姿」をあなた自身がどのように認識しているのかということです。
店の経営は、あなた自身の考え方や姿勢に大きく左右されます。
自分が満足できればそれでよいという経営や出たとこ勝負に任せるという経営を行っていると、高い確率でお店はつぶれてしまうでしょう。
「うちは、そのような経営は行わない」「自分が中心となって、このような姿勢を貫く経営を行う」ということを自分自身の言葉で語ることが重要なのです。
「数字を常に意識し、お客様の声に真摯に耳を傾ける経営を貫こう」とあなたが思うのであれば、そのことをあなた自身の言葉で伝えましょう。
②どのようなことを徹底するのか?
安定した確実な経営を行うためには、経営者自身が常に現実の姿(数字)を認識したうえで、早めに手を打ち、良い結果を導き出すための決定や対応を続けていく必要があります。
そのことを実現していくために、「どのような取り組みを徹底するのか、自主的に行うのか」が、ここでの答えになります。
客単価を上げるために、客層ごとの注文の傾向を記録し分析を行うのであれば、そのことを具体的に説明します。
あるいは、お客様の真のニーズやニーズの変化をタイムリーに感じ取るためにお客様との会話を工夫するのであれば、そのことを具体的に説明します。
これに関しては、これが正解というものはありません。
経営者自身が確信をもってやり続けることのできることが正解なのです。
③どのような体制を敷くのか?
あなた自身が考えた「安定した確実な経営を行うために徹底してやり抜くべきこと」への対応を続けていくための体制を明らかにすることも重要です。
絵にかいた餅になってしまうと何もやらなかったことと同じになってしまうので、あなたを中心にして確実に行動に移せる体制を明らかにする必要があるのです。
例えば、客単価を上げるために、客層ごとの注文の傾向を記録し分析を行う取り組みを続けていくのであれば、どのようなタイミングで、どのような方法で記録や分析を行い、その結果をどのように活かすのかということを明らかにする必要があります。
あなたが無理なくやれるペースや方法を、日々パソコンに記録し、週一ペースで分析し、月一のメニュー変更に活かすのであれば、それが答えになります。
お客様の真のニーズやニーズの変化をタイムリーに感じ取るためにお客様との会話を工夫することに関して、会話マニュアルを作成して従業員と共に徹底し、聞き取ったことを共有ノートに記録するのであれば、それが答えになります。
この3つの部分を自分で答えられるようにまとめていきましょう。
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