飲食店で顧客情報の取得率をUPさせる方法とは?
どうやって顧客情報を集めるの?
ただお客様にお願いするだけで情報を提供してもらえるのだろうか?そう考えているあなたに今回は、お客様の顧客情報の取得率UPについて考えていきたいと思います。
こんにちは。
武野慎一郎です。
では具体的に「顧客情報の取得率をUPさせる方法とは?」について考えていきたいと思います。
取得率UPの5つのポイント
方法#1:お客様が記入する理由を作ってあげる
それはまずお客様が記入する理由を作ってあげることです。私のお店では、会員登録をしてくれた方に自家製プリンをプレゼントしています。名刺サイズのカードのQRコードを読み込むと、typeformで作ったページに飛びます。全て入力すると、大体3分くらい。入力後、「登録ありがとうございます」という画面になるので、その画面を店員に見せるとプリンがもらえるという流れになります。もう登録しますよというお客様には先に持っていくこともあるんですけど、登録してもらっている間にプリンが届くという感じですね。
方法#2:最適なタイミングでお願いする
この流れで、顧客情報の取得率をアップさせる方法について考えていきたいと思います。実際にいつお客さまに会員登録をお願いするのか、それは「食事中のタイミング」と「デザート提供時」です。
私のお店はおばんざいビュッフェを提供しています。おばんざいを取りにいって、その間にお蕎麦が出てきて、お蕎麦を食べて、おばんざいは食べ放題。おばんざいは何回取りにいっても良いのですが、2〜3回取りにいくとどうしてもお腹いっぱいになってしまいます。こういうお客さまに対して、満足度が上がったときに、「実は私たちのお店では、新規会員を募集している」ということを伝えるのです。
お客様が少し時間があるタイミングを見計らって声かけをするように心がけています。
お客様の満足度が高そうであれば、ここでもうひとプッシュを行い「実は会員登録をしているのですが、よろしかったらどうでしょうか?」とお願いします。 さらに今ならこんな特典が付きますよとお願いすれば、かなりの確率で情報提供して頂くことができます。
これはバッシングの時に一緒にお願いするようにしています。おばんざいを取った小皿が机の上に溜まっていくので、私達はそれを片付けに行きます。そのお皿を片付けながら、実は新規会員を募集しているんですよと伝え、ぜひ自家製のプリンを食べてほしいので登録をしてもらえませんか、という形で伝えると、私の感覚ですが、90%以上の人は時間があるので、その時間、そのタイミングだとじゃあ登録しておくねと、情報を入力してくれます。
最初はただ登録をお願いするだけだったんですが、実際にプリンをプレゼントすることで、本当に頼んだ人はほとんど会員登録までしてもらえるようになりました。そこは従業員にだいぶ頑張ってもらって、顧客情報の取得に繋がったのだと思います。
方法#3:御礼の品を魅力的なものにする
もう一つ大事なのは、一番自信のある商品をプレゼントすることです
顧客情報の取得をアップさせる方法の二つ目で、お客さまが記入する理由を作るということ以外に、一番自信のある商品をプレゼントすることが大切だと思います。
私達が提供したプレゼントは自家製のプリンになります。オープン当初から非常に人気のある商品でお客様に喜んで頂いている商品です。この一番人気の看板商品をお客様にプレゼントする事を伝え、それと引き換えに会員登録をしてもらいました。プリンは、私達のお店の一番自信のある人気商品で手軽に提供できるものです。お店のオープン当初から作っていたデザートです。単に顧客情報が欲しいですというと少々いやらしく感じてしまいますが、プレゼントを薦める側として、そのプリンを食べてもらいたい!というひとつのきっかけを作ると、お客様の方も登録してくれる確率が高くなると思います。
方法#4:お客様が登録したくなる工夫
お客様にやっぱりめんどくさいなとか思われないためにしている工夫があります。それは声をかけるタイミングです。
昔は、アンケート用紙に書いてくれたらプレゼントをあげます、ということもしていたのですが、実際手で書くのは面倒ですよね。時間もかかるし、食事をしている時にわざわざそういうのを頼まれると、ちょっと嫌な気分になる人も多いのではないかと思います。
私達が声をかけるタイミングは、従業員の感覚ではあるんですが、お客様を選びながらお声をかけたりしています。この人たちだったら大丈夫かもと会話をしていくんです。例えば、おすすめのメニューはこれですよと伝えたら、そのメニューを聞き返してくれる方とかは、こちらの言葉を聞いてくれる人なので、そういう方には早い段階でアプローチします。
ただ、同じ店舗の従業員でも確実に会員登録まで取ってくる人と取れない人がいました。その時は、どういうタイミングで声をかけているのか、取得率の多い従業員にどんなことを意識してお客様に声かけをしているのか?どんな細かいことでも良いので話をしてもらい、従業員全員で共有していきました。 そのポイントを実践することで確実に会員取得率をアップさせることができました。皆さんの従業員にも得意不得意がたくさんあると思います。その中で得意な人、さらに会員取得率が多い人が必ずいます。そんなあなたのお店のエースにちょっとしたポイントを共有してみてください。 驚くほどみんなの意識が変わること間違いなしです。
方法#5:記入用紙のサイズを工夫する
当初は机の上にB5サイズ以下くらいのものを置いて、QRコードのご案内をしていたんですが、自分でケータイを出して、QRコードを読み取って行動を起こしてくれる人って、本当に少なかったんです。置いておくだけでは全然集まらない。
そこで私達はまずその用紙サイズを変更し、会員登録の用紙を名刺サイズ変えて、手渡しにして、一人一人にお願いしていきました。 シンプルなデザインに、わかりやすいプレゼント商品を書いて会員登録をお願いしていきました。
例えば4人組の人にカードをそれぞれ渡して、もちろん後でカードは回収するんですが、QRコードを取って情報を最後まで入力いただくと、プリンを持ってきますからね、と説明することで、実際に1ヶ月で1000人の情報を取得できるようになりました。これが実際私達がやってきたことです。
次のレクチャーでは実際に使用した情報取得ツールの紹介をしていきますね。
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