飲食店店舗開業の為の具体的なアイデアを書き出せ
今、皆さんは飲食店を開業するにあたり、何屋さんにするか業種選定の真っ最中です。前回、情熱や経験値を掛け合わせた、合成されたたくさんのアイディアができたのではないでしょうか。
こんにちは。
武野慎一郎です。
うまく合成できた方は、自分の可能性が無限かのように感じたかもしれません。
確かに、可能性は多い方が良さそうな気もします。 しかし、実際いきなり多店舗展開できる訳ではありませんし、初めての開業で失敗する訳にもいきません。 競争の激しい飲食店業界で勝ち組になるために、頭の中を整理しながら勝てる勝負へと狙いを定める必要があります。
ここからは、『アイデアを絞る』という事にフォーカスしていきます。 書き出された無数の可能性に『詳細な条件』をつけて業種の範囲を絞っていきます。
私は武野屋の時、こんな条件を付けてみました・・・
35歳~40歳の働くきれいな女性が、かっこよく同僚や友達を連れてきてこのお店いいお店でしょと自慢できる蕎麦居酒屋、私はこんな具体的な条件を付けてみました。
この年齢の部分やどんな人に来てもらいたいか?の部分を具体的にすることでお店を作る前でもどんなお店にするべきかイメージが湧いてきます。 どうですか、想像してみてください。きれいな女性が同僚を誘って行くお店が蕎麦居酒屋だったら、やはりお酒はおちょこで一杯やってるってイメージは沸かないですよね、できればワイングラスに日本酒をいれておしゃれにお酒を飲んでほしいですよね。
またそんなおしゃれな女性には、普通に日本蕎麦だけ提供するのではなく、日本蕎麦をパスタ風にして和と洋の融合が感じられるようなメニューが提供できないかなと考えたのが、今では私のお店の看板メニューになっている、ソバジャネーゼが生まれました。オヤジギャグみたいなネーミングですがオープン当初からの看板メニューになりました。
このようにアイデアに具体的な条件をつけることで更に、お客さんがイメージできさらにどんなお店が求められているかも想像できるようになります。
私のおみせである武野屋がなぜ女性をターゲットにしたかというと、おしゃれやかわいいが大好きな女性は、その特別感にアンテナを張り巡らせていますし、本当に良いモノはどんどん拡散してくれます。
私の最大の武器である、築150年の古民家と和と洋を取り入れたメニューを私達の得意分野であるアート思考を取り入れた提供方法を取り入れれば必ず、お客さんが喜んでくれると、私はもうこの時がお客様の喜ぶ笑顔が本当にイメージできていました。
このアイデアに具体的な条件をつける作業は本当に楽しみながら、ワクワク感を感じながら考えてみてくださいね。ワクワク感が出てこない場合はそれは本当にあなたが求めているものではないかもしれませんし、ましてやお客様まで伝わらないかもしれませんから。 なんども練り直してみてくだしね。非常に大事なワークだとおもいます。
ワークシートDL URL
では実際取り掛かってみましょう。 前回のワークで出たアイデアに目星をつけて、条件をつけていきます。 ここで意識しておきたいことは、一定の条件の中に自分のイメージする理想的要素や該当するお客様のイメージを反映させてみることです。
接客が得意な人は、『ゆっくり話のできる』であるとか、 メニュー作りが得意な方は、『大勢で気軽に食べれる』のように、 自分の得意や経験から導き出した条件をつけると、より明確なコンセプトが意識されたアイディアになるかと思います。
ここで書き並べた項目の中に、気に入っているアイディアが、自分のイメージとはかけ離れていくことも多くあるかもしれません。
そんな時は、どの様な条件にすれば、そのアイディアが活かされるのかと考えてみるのもいいでしょう。 書き並べた項目は、自分の理想とするアイディアに近づいていますか? 違う様であれば条件を変えて考えてみましょう。年齢層に関することや、理想とするお客様層、自分の目指すスタイルなど様々な条件を付け、今まで出てきたアイディアに理想のエッセンスを盛り込んでみてください。
書き出された項目の中に、自分の理想とするオリジナルのアイディアを10個程度に絞り込んでみましょう。
今後は、このアイディアが市場と合っているか、現実的にどのアイディアがビジネスとして使えるかなど、実現できる可能性に迫っていきたいと思います。 それでは次回をお楽しみに!
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- 1-3 飲食店開業についてあなたはどのように説明できますか?
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モジュール2:今までの経験から武器を選定する
- 2-1 飲食店開業前の経験から武器を選定する
- 2-2 飲食店店舗の独立開業へと導く分析術
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モジュール3:武器の組み合わせで最高の成果を探る
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- 3-2 飲食店開業時に発揮する武器の組合わせで最高の成果を探る
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