知っておきたい飲食店の固定費と変動費とは?
飲食店を経営したときに一番抑えておきたい固定費と変動費について考えていきます。
あなたのお店の固定費内訳を説明できますか?変動費には何が該当しますか?
こんにちは。
武野慎一郎です。
今回は、飲食店の固定費と変動費についてお話します。
ビジネスを行う上で、必ず出てくる言葉に固定費と変動費があります。
固定費とは売上にかかわらず常に一定にかかってくる経費のことです。
変動費とは売上に伴い、増減する費用のことです。
この2つは、業種によって、異なってきますので、飲食店の場合について説明します。
たとえば、飲食店を経営すると家賃が掛かります。これは、売上が上がっても、さがっても一定にかかってきます。これが固定費です。
飲食店の一般的な固定費
- 地代家賃
- 人件費
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- リース料
飲食店の一般的な変動費
- 仕入原価
- パートアルバイト費
- 通信費
- サービス費
- 消耗品費
- 雑費
赤矢印は損失の大きさ、青矢印は益の大きさを表しています。
右肩上がりに伸びているのが売上線で、この線が、固定費と変動費を合わせた総費用線(緑線)を越えなければ、利益は出ません。どれだけ売り上げをとれば、利益が出るのかをもとめるのが、損益分岐点の計算になります。
図のとおり、固定費と変動費が下がれば、損益分岐点は下がります。損益分岐点が下がると、少ない売り上げでも利益が残りやすいということです。
損益分岐点を下げるには、固定費の無駄な費用、削れる費用をみつける方法や、仕入れを見直し、変動費の原材料費を下げる方法、売上自体を上げることも、一つの方法となるわけです。経営者の腕の見せどころですね。
損益分岐点を知っているか、知らないかで、経営は全く変わってきます。理解を深めるうえで、実際自分で表を、つくってみるのもおもしろいでしょう。
あなたのお店の損益分岐点が把握できれば、その目標数値以上の利益部分をどのように残すか対応ができると思います。
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