店舗づくりにはブランドカラーの決定を。色が私達にもたらす効果
新しく店舗をつくる際に決めることはたくさんありますが、色にはどの程度こだわっているでしょうか。
こんにちは。
武野慎一郎です。
店舗名やロゴなどに思いを込め、こだわって決定している方でも、店舗で使う色やブランドカラーに注力できていないことは意外と多くあります。あなたにはぜひ、店舗での色づかいまでこだわりをもってほしいのです。
今回は、理想的な店舗をつくり上げるにはブランドカラーの決定が欠かせない理由についてお伝えしていきます。
具体的に何に使う色を決めればいいのかワークシートを使いながら進めていきますのであなたのお店のブランドカラーを一緒に考えていきましょう。
店舗も見た目が9割。人は視覚で無意識の選択をくり返している
人は毎日約35000回もの選択をしているそうです。
例えば朝食のメニュー、身に付ける服、今この文章を読んでいることも、ですがそのあらゆる選択の95パーセントは無意識の内に行われているとある大学の先生が言ってたのを聞いたことがあります。
確かに色々と選んで行動するすべての事を明確な理由をもって自分の意志で選んだことだと言える人はきっといないでしょう。きっと今日も朝起きてから今この時間まで、たくさんのことを無意識のうちに選びとってきたのではないでしょうか。
そんな観点から考えると、これから店舗を開業そして経営しようとするあなたは、できる事であれば、お客様に選択されるお店を作り、無意識的にでも選んでいただけるような店舗づくりをしていった方が良いでしょう。
その際、一目で心を惹きつけ、何だかいいな、この店に入ろうかなと無意識のうちに思っていただく際に大きく影響するのが「見た目」なのです。
数年前、『人は見た目が9割』という本がベストセラーになりました。わたしは『店舗も見た目が9割』だと考えます。どんなにいい商品を用意して待っていても、実際に店に入ってきてもらえないことにはどうしようもありません。
そして、見た目の印象をつくるのに大きく影響してくるのが色なのです。
色が私達にもたらす効果
店舗づくりにおいて、色はとても重要な要素です。
なぜなら人は、文字の情報よりも先に色で判断をすることが多いからです。
研究によると、視覚情報は文字の6万倍も速く処理されると言われています。
例えば、道でよく見かけるコンビニも、オレンジ・緑・赤の色の組み合わせだけで「あの店だ」と判断する方は多いことでしょう。私達が日々色のみでも多くの情報を得て、判断していることをご理解いただけると思います。
店舗づくりの際は、ぜひ色の力を効果的に活用しましょう。先ほどのコンビニの例と同じように、「この色と言えばあのお店」と覚えていただき、配色を見るだけで思い出していただけるようになったらいいですよね。
色は、それぞれに与える印象が異なります。1色のとき、2色3色と組み合わせたときでも見る人にまた違った印象を与えます。それぞれの色のもつ印象がどのようなものなのか知り、自身の店舗に効果的に生かしていただければと思います。
ここでは、代表的な色の単色でのイメージをご紹介します。
人がものを購入するとき、色を一番の理由にしているという人は84.7%にも上ります。
また、ウェブサイトでもボタンの色を変えるだけでクリック率や商品の購入率に変化があることも分かっています。あるサイトでは、緑色のボタンを赤いボタンに変更しただけで21%もクリック率が向上したと言われています。これは、赤が活気を感じさせ、人の購入意欲を高めた例と言えるでしょう。
こんな風にわたしたちは色から感じ取った印象で、商品や店舗のイメージを無意識のうちにつくり上げているのです。なんとなくで選ぶのではなく、ぜひ意図をもって自身の店舗のブランドカラーを選びましょう。
店舗をつくる際に決めておきたい色の種類
とはいえ、店舗つくりの際には何の色を決めておけばいいのでしょうか。
一番始めに決めてほしいのは、ブランドのキーカラーです。これは看板やロゴ、広告などでメインに使っていく色のことです。1色、または2色、ブランドのメインカラーとして使っていく色を決定しましょう。
合わせて、ベースカラーとアクセントカラーも決めることをお勧めします。メインカラーと合わせたときに相性がよいものを選ぶことが必要となります。ベースカラーは背景色に使われることが多く、アクセントカラーは目立たせたい部分に使うことが多いです。
一般的には2色から3色をブランドカラーとし、配色を決めたらこの色をどこでも使っていくことになります。決めた色を統一感をもって使い続けることで、お客様のなかに店舗のイメージカラーとして定着し、覚えてもらいやすくなるのです。
今回は色のもつ効果の大きさをお伝えしてきました。
しかし、実際に自身の店舗でこの先ずっと使い続けるブランドカラーを決めていくのはなかなか難しいこと。ですので、これ以降の記事ではブランドカラー決定までの手順や、その際に使えるツールをご紹介していきます。読み進めると店舗のコンセプトに合った色を決定していただけるはずです。
ワークシートもご用意していますので、ぜひ活用してブランドカラーを決定していきましょう。
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