ブランドカラーをカラーコードまで決める理由と方法
新規店舗をつくる際、ブランドカラーをどの程度具体的に決めているでしょうか。
こんにちは。
武野慎一郎です。
前回の記事ではブランドカラーをクレヨンに入っているような大まかな色まで決定しました。今回はその色を、より具体的なカラーコードで表現していきます。カラーコードが何か分からない。どのように決めたらいいのか分からない。そんな方にも一緒に取り組んでいただけるように紹介していくのでご安心ください。
カラーコードとは
カラーコードとは、色を具体的に指定するための表現方法です。主に16進数かRBGいずれかの方法で表現されます。
数字とアルファベットを使った16進数では、色は#000000、#ffc0cb、#4169e1のように表現されます。ちなみに、紹介したカラーコードは前から黒、ピンク、ロイヤルブルーを指しています。
これらをRBG値で表現すると、(0, 0, 0)、(255, 192, 203)、(65, 105, 225)となります。3つの数字の組み合わせで表すのです。
今回はホームページで使うブランドカラーを決めることをゴールとしているので、16進数でのカラーコードを決めていくことにします。RBG値に変換したい場合は検索すると変換できるサイトが複数見つかるので安心してください。Googleで「RGB 16進数 変換」と検索しても変換ツールが表示されますので、よかったら試してみてください。
ブランドカラーは、カラーコードまで決めるべき理由
カラーコードの説明が長くなってしまいましたが、話をブランドカラーに戻しましょう。
店舗のブランドカラーとして使っていく色は、カラーコードまで決めるべきでしょう。
それは、「私の店のブランドカラーは赤です」と一口に言っても、赤の種類は膨大にあるからです。試しに今、私が赤系の色を調べてみたところそのページだけで98種類もの赤色が紹介されていました。この状況で、「うちのロゴの色は赤なので、赤をメインカラーとしたホームページを作ってください」と制作会社にお願いしたところで、イメージ通りの赤が使われるかは分かりません。赤だったら大丈夫と店舗の各所にブランドカラーとして使っていると、赤色にブレがあるのでお客様のイメージが固定しにくかったり、店舗の統一感がでなかったりという問題も出てきてしまうのです。
ブランドカラーは同じ色を一貫して使いたいもの。ぜひカラーコードまで決定していきましょう。
ブランドカラーを決めるため、メインカラーのトーンを選ぶ
それでは、具体的にメインカラーのトーンを決める方法をご紹介していきます。ここでは3種類の方法をご紹介していきますので、ご自身のやりやすい方法で決定し、ワークシートに記入していただければ大丈夫です。
カラーコードの決め方 1.トーンマップから選ぶ
PCCSトーンマップ|カラーサイト.com
カラーコードを決める際、参考になるのがPCCSトーンマップです。明度と彩度を組み合わせた色の概念「トーン」をまとめたもので、それぞれトーンごとに印象を言葉でも表現されています。こちらをヒントにしてあなたの店舗に似合う色を絞り込みましょう。明度が高くなると軽く女性的、低くなると重厚感があり男性的。彩度は高くなると鮮やかでにぎやかな印象、低くなると落ち着いたおとなしい印象を与えます。あなたの店舗に合うのはどのトーンでしょうか。
カラーコードの決め方 2.同系統の色の中から選ぶ
トーン以外の方法として、同系統の色の中から選ぶという方法もあります。
同じ系統の色を一覧で表示してくれるサイトがありますので、一覧の中から店舗で使いたい色を選択するのもよいでしょう。
色の名前まで記載してあるサイトなら、色の名前から選ぶのもいいかもしれません。
「ブランドカラーは赤です」というよりも、「うちのブランドカラーはトマトレッドです」のように具体的な方が愛着がもてるものになるはずです。
参考サイト:https://www.color-site.com/types/red https://www.colordic.org/y
カラーコードの決め方 3.ツールでトーンを調整しながら選ぶ
さらに感覚的に色を選びたい場合には、先ほどご紹介したGoogleの変換ツールをおすすめします。
矢印で示した部分を動かすことで色の種類やトーンを自由に変えることができます。
自分で調整しながら色をつくり、メインカラーをカラーコードまで決定しましょう。
いかがでしたか。メインのブランドカラーは決められたでしょうか。決定したら、忘れないようにカラーコードの16進数をワークシートに記録しておいてください。もし自身で決めるのが難しいという場合にはプロのデザイナーや、わたしのように開業支援をしている人に相談するのもよいでしょう。
次回はベースカラーとアクセントカラーを決め、ホームページをつくるのに必要なブランドカラーを決定していきます。続けて一緒に考えていきましょう。
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