【飲食店の事業計画書】開業に必要なのは創業計画書!!
あなたは事業計画書と創業計画書の違いを説明できますか?
今回はこの事業計画書と創業計画書についてお話をしていきたいと思います。
こんにちは。
武野慎一郎です。
事業の道しるべとなる「事業計画書」は、開業前にも作成すべきものです。
そして、開業前の事業計画書のことを、一般的に「創業計画書」といいます。
開業前なので事業の実績はないため、「今までの事業の実績を踏まえたうえで、今後どのように事業を行っていくのかを見える化する」という内容ではなく、「開業した後に、どのような事業を行っていくつもりでいるのかを見える化する」内容になります。
創業計画書は、後々解説する創業資金の融資を受けることに対しても重要な役割を果たしますが、開業後にブレない経営を行うことに対しても重要な役割を果たします。
当然なことですが、開業後は、一人でも多くのお客様に来店してもらい、来店していただけるお客様に定着してもらい、その結果店が繁盛したいと誰もがそのように思って開業しようとしているはずです。
それに対して、とりあえずお店をオープンしてみたうえで出たとこ勝負の経営を行うのは、あまりにもリスクが大きすぎます。思うようにお客様に来ていただけなかった場合、開業資金がふいになるばかりではなく、借金を背負った状態で店を閉めなければならなくなるからです。
そうならないように、事前に、「どのような料理を、どのような形で提供するのか」「そのことが、どのようなお客様から、どのような理由で歓迎されるのか」「それにより、どのような経営上の結果が実現できるのか」ということを想定し、見える化しておく必要があるのです。
そうしておくことで、開業後に思うように売上が上がらなかったとしても、何が原因で、今後どうしたらよいのかが考えやすくなります。
開業後に、想定していた層の客層が多く来店してくれたことは想定通りだったが、来店客の多くが、拘った味付けよりも食べ応えがあることを望んでいるようだと感じたのであれば、食べ応え重視のメニューにシフトしていくことで、来店していただいているお客様を逃がさずに済みますよね。
こんな判断を素早くする為の基準を作る上でも創業計画書を作成する意味ががります。 そうすることで、繁盛店への道が近づいて来るのですから安易な計画は作れませんよね。
創業計画書を作ることは、開業後に環境の変化が生じた場合の対応にも役立ちます。
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