店舗で使える!ベースカラー・アクセントカラーを決める方法
こんにちは。
武野慎一郎です。
店舗づくりのためにブランドカラー決定を進めています。前回のレクチャーでメインカラーを決定しました。今回は、ベースカラー・アクセントカラーを決めていきます。同じ色でも、どんな色と組み合わせるかで印象は大きく変化します。メインカラーをしっかりと決めてきましたので、ベースカラー・アクセントカラーについてもカラーコードで指定できるようにしましょう。これができれば「この組み合わせといえばあのお店」というように、ぐっと記憶に残りやすくなりますよ。今回もさっそく取り組んでいきましょう。
ベースカラー・アクセントカラーの役割とは
まず、ベースカラー・アクセントカラーの役割をお伝えしていきます。
ベースカラーは、背景など面積の大きなところに使用される色をさします。一番多く使われる色ではありますが、主役ではなく引き立て役です。
アクセントカラーは、特に目を引く色です。見ている人の注意を引くための色なので、お問合せボタンやキャンペーンの情報など、ポイントを絞って使われます。刺激や変化を与えるための色ということになりますね。
前回までに決定したメインカラーと、ベースカラー・アクセントカラーといった役割は、使用する割合で役割が変わります。見た目に美しく、分かりやすい色の割合は、ベースカラー:メインカラー:アクセントカラ―=70:25:5と言われています。バランスのとれた配色となるよう心がけましょう。
ベースカラーの決め方
ベースカラーを決める際、心がけたいのはメインカラーと相性が良く、メインカラーを引き立てられる色にすることです。無彩色の白やグレー、黒は多く採用されている色といえるでしょう。メインカラーを明度低めに設定している場合は、逆に明度が高い淡い色を使うと色の違いがはっきりとして見えやすくなります。
アクセントカラーの決め方
アクセントカラーを決めるには、メインカラーの補色または対照色を選ぶことをおすすめします。メインカラーとの相性がいいことは前提とし、際立つ色だからです。色相環という色の輪のなかで、ちょうど反対か、それに近い位置にある色を選ぶとはっきりと目立つので効果的です。
使用する色を増やしたいときは、ベースカラー:メインカラー:アクセントカラ―の割合を守ったままで
中には、「色の数をもっと増やしてカラフルな印象にしたい」という方もいるでしょう。ブランドカラーの色数に決まりはないので、自由に増やしていただいてかまいません。ただ、ここまでブランドカラー決定までの道のりを一緒に歩んできていただいた通り、色には相性があり、それぞれに役割ももたせているため、好きな色を、好きなように追加するという形だとここまでの取り組みが水の泡となってしまうことも。
先にご紹介したベースカラー:メインカラー:アクセントカラ―=70:25:5の割合は守ったままで、メインカラーを2色にしたり、アクセントカラーを2色にしたりするのがよいでしょう。いずれにしても、使う色が増えるほど合う配色を見つけるのは難しくなっていきます。その際には、組み合わせたときに相性がいい色を見つけるための理論・配色理論を参考にしてみてほしいです。色相環のなかで三角形の位置にある色は調和が取れる、明度と彩度は同じで色を変えると調和しやすいなどの決まりがあります。
メインカラー・ベースカラー・アクセントカラーの配色に役立つ便利ツール
とはいえ、理論的に色を選んで配色するのもなかなか難しいもの。そんなときには、便利に使える配色ツールを使用しましょう。
カラーパレットから配色を選ぶ
似合う色の組み合わせを紹介してくれるサイトを使えば、
1. 店舗で使いたいイメージに合う配色を探す
2. その配色内で、メインカラー・サブカラ―・アクセントカラーを決める
というステップでブランドカラーを決めることもできます。
Adobe Color CCなら、コンセプトやイメージの入力でイメージに合う配色を表示してくれます。日本語にも対応しているので使いやすいです。
https://color.adobe.com/ja/explore/?filter=most-popular&time=month
メインカラーと相性のいいベースカラー・アクセントカラーを見つける
入力したカラーコードに対して相性のいい色をどんどん表示してくれるサイトもあります。PALLETABLRの場合、表示される色に対して「Like」「Dislike」のどちらかを選択するだけで、配色理論に合うような色を感覚的に見つけることが可能です。
https://www.palettable.io/BF1755
言葉からブランドカラーに使う配色を決める
日本カラーデザイン研究所のイメージスケールでは、配色の与える印象を言語化して一覧できるようになっています。開業コンセプトシートでつくったコンセプトから近いイメージの言葉を探し、その色をブランドカラーにするという方法もあります。
http://www.ncd-ri.co.jp/about/image_system/imagescale.html
いずれの方法でも構いませんので、あなたのお店で長く使っていきたい配色を見つけ出しましょう。そしてその独自の配色を、お客様に記憶してもらいましょう。
今回決まったベースカラー・アクセントカラーは、忘れないようにワークシートに書き込みをして残しておいてください。
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