あなたがアピールしたいことを事業計画書で正確に伝えるコツ
あなたは気持ちを言語化するのが得意ですか?私は苦手です。
今日のテーマは、あなたがアピールしたいことを正確に伝えるコツについて考えていきます。
こんにちは。
武野慎一郎です。
事業計画書に関しては、文章で、相手に対して自分の言いたいことを正確に伝えなければならないという特徴があります。
口では上手に伝えられるのだが、文章だと自信がないという人が世の中には多くいます。
私もその一人です。こうやって話して伝えるのは得意なのですが、ボキャブラリーが足らないのか文章にすると本当に伝えられなくなってしまいます。
もちろん面接等で直接話をする場面はありますが。最初は書類審査になりますから。コツを押さえた文章で事業計画書を作成する必要があります。
あなたがアピールしたいことを事業計画書で正確に伝えるコツは、次の三点です。
・話をシンプルに表現すること
・話の筋道をしっかりと抑えること
・話の根拠を明確にすること
この3つのコツについて整理していきましょう。
①話をシンプルに表現すること
あなた自身は、自分が温めてきた夢を実行に移すことになるため、開業に関することを熱い思いで語ることができます。
当然のことながら、開業事業に関連する常識や業界の仕組み、習わしなどにも精通しているはずです。 しかし、審査をする側が、そのようなことに精通した人たちで固められるわけではありません。 むしろ、事情を分かっていない人たちが寄り集まって審査をするのが通常です。
そのような中で、開業事業や業界のことに精通した人でないと分からないことをつらつらと書き連ねてしまうと、アピールしたいことが正確に伝わらずに審査が滞ってしまいます。
いろいろと書きたくなる、あれもこれも説明したくなるという気持ちは理解できますが、審査する側に伝わらないと意味がないので、開業事業や業界のことに関して素人の人であっても言っていることが理解できるように、シンプルな内容で事業計画書を作成することが重要なのです。
私が最初に意識した書き方は、中学2年生の学生に読ませても内容が理解できるかどうか?
この部分をベンチマークとしました。 専門用語的なものを並べるより、より具体的に、よりわかりやすく表現することを意識しました。 文章となると、固くなってしまい、どうしても難しい表現になることも多いかと思います。一度その文章を読み直して、どうだろう今書いたこと中学生でも理解できるかな?と考えると表現方法も変わってくると思います。
②話の筋道をしっかりと抑えること
自分のためのメモを作成するのであれば書きたいと思ったことから順に書いて行っても問題ありませんが、他人に理解をしてもらうための文章を作成する場合は、話の筋道をしっかりと抑えることが重要です。
「これに関して、こうだから、このようになる」という順序立てた説明を行うということです。
結論を先に記した上で、順序立てた説明を行うと、最も読みやすくなります。
・ある事項に関して
・結論から言うとこのような結果になります(なることが想定されます)
・その理由は、これに関して、このような状況が存在し
・それにより、こうなることが見込まれるからです
このような形でアピールしたいことを記せば、事情が分からない審査担当者たちにも伝わりやすくなります。 言いたいことの結論を先に伝え、後から理由を述べる書き方をしていきましょう。
③話の根拠を明確にすること
話の根拠を明確にすることも重要なことです。
「私は、このように思っています」「こうなることを希望しています(目標としています)」といったような希望的観測に基づいた主張で終わらせてしまうと、審査担当者たちが「私たちはそう思わない」と感じてしまった場合、アピールしたいことが正確に伝わらずに審査が滞ってしまいます。
よって、審査担当者たちに「なるほど」と思わせるための根拠が必要となるのです。
根拠というのは、客観的な理由になるもののことです。
あなたが過去に経験したことや事業計画書を作成するにあたって実証したことの結果などを引き合いにすることで、審査担当者たちも「ちゃんとした根拠に基づいて主張をしているのだな」と感じ取り、前向きな審査をしてくれます。
あなた自身が開業する為に、これで勝負しようと考えたジャンル選定には数多くの色々なデータ分析が蓄積されていると思います。 その全てが根拠を明確にできるデータに繋がります。
客観的にみてもそのデータがあるから、あなたの言ってることは正しいと感じてもらうことが大切です。 あなたが調べたデータは全て参考資料として蓄積していくことをオススメします。全てがあなたが選択した根拠につながるので大切に保存しておきましょう。
今回は事業計画書で正確に伝えるコツとして3つのポイントを掲げました。
・話をシンプルに表現すること
・話の筋道をしっかりと抑えること
・話の根拠を明確にすること
少し意識して記入するだけで表現が変わってきます。
そして最後に大切なのは、書き上げた後は必ず一日寝かせてください。そして次の日にもう一度新鮮な気持ちで読み直してください。 それで違和感がなければ自信を持って大丈夫です。
そうでない場合はその違和感を取り除く表現方法を探していきましょう。
きっとあなたにしかできない表現方法があると思いますよ。
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