【飲食店のお金の話】飲食店の広告費！販売促進費とは？

飲食店の広告費や販売促進費はなに？と聞かれてあなたはちゃんと説明できるでしょうか？

こんにちは。

武野慎一郎です。

今回は、飲食店における販売促進費についてお話します。飲食店における販売促進費とは、簡単に言うと、あなたのお店をより多くの方に知ってもらうために使う、費用のことです。よく目にする、大手企業のテレビCMはその代表的なものです。

飲食店では、雑誌への掲載や、チラシやDMの配布、食べログ、ぐるなび、ﾎｯﾄﾍﾟｯﾊﾟｰなどのサイトへの有料契約が販売促進費にあたります。

一般的に、飲食店の販売促進費は5％程度といわれていますが、業態や立地によってさまざまです。

たとえば、ロードサイドの目立つ立地のラーメン屋などは、さほど広告、宣伝は必要でないでしょうし、ショッピングモール内での飲食店では、モール自体が集客を行なってくれる場合もあります。

それでは、飲食店の販売促進の重要な考え方を３つお話します。

販売促進に大切な３つの考え方

１．飲食店の名前は意外と覚えてもらえない

お客様はあなたのお店を知らないということです。あなたの住んでいる町や、出店を考えているエリアには、非常に多くのお店があることを知っておきましょう。開業して間がないお店なら、至極当然のことです。

どんなにおいしい料理、最高のサービスを提供しても、勝手にお客様は集まってきてはくれません。自信がある、料理、サービスがあるなら、尚のこと販売促進を行なわなければなりません。

2.　お客様は何を目的としているのか？

2つ目は、目的に合った方法を使うことです。売上を上げるため、お客様を増やすために活用するのが、販売促進費です。お客様でも、新規のお客様を増やすのか、リピート客を増やすのかで、方法が異なります。新規なら、広告やチラシ、グルメサイトへの掲載が有効的でしょうし、リピート客なら、ＤＭや令状、ポイントカードなどが有効ですね。

とはいえ、開業間もない時は、何が有効的かは分からないものです。実際わたしも、多くの販売促進を行いました。営業マンの言われるがまま、高額な雑誌掲載もしたことがあります。私の経験から言えることは、まずは低コストで、なんでも取り組んでみることをおすすめします。低予算でさまざまな取組を行い、費用効果の悪いものからやめていくことが、大切なのです。

低予算のものは効果が低いのも現実ですが、フェイスブックやインスタグラムなど無料でも、継続することによりボディブローのようにじわじわ効果が出てくるもののあるので、最適なものを選んでいけば必ず効果はあがってきます。

3.　販促計画を書き出してみる

3つ目は、年間を通じて予算をふりわけること、つまり年間を通して計画を立てることです。強化する季節やイベントを、事前に準備しておき進めていきましょう。

1月から12月までの計画を先に立てておきましょう。たとえば、居酒屋ですと、歓送迎会のコースの打ち出しや洋食店ではクリスマス商戦に合わせ、特別ディナーの告知DMなどです。

わたしは、蕎麦屋ですから、年越しそばとおせちの販売には、力を入れており、てがきDMやチラシ配布の強化を行なっています。

イベント近くになって、慌てて用意しても、中途半端な取組になったり、販促が間に合わず、売上を大きく取り損なうこともあるのです。

最後に、焦って行う販売促進ほど、危険なものはありません。暇な時期に、いくら集客しても、たいした効果はありません。逆に計画をたて、忙しい時期、人が動く時期に、しっかり売り切る、最大売上げをとることが、店舗の売上の底上げにつながります。

自分のお店のニーズ、コンセプトを客観的に見ることも、販売促進費だけでなく、経営のポイントになっていきますね。

飲食店開業時のジャンル選定に悩んでるあなたはこの記事が役に立つかもしれません

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