【飲食店開業】見落としがちな経費を確認する方法
あなたは予算の見当違いで痛い思いをしたことはないですか?
飲食店開業時に一番経費として考えておきたい開業資金計画ですが、計画費に見落としがあると、その負担は計り知れないものです。
開業資金の見落としがないように確認が必要だと言うことを覚えておきましょう。
こんにちは。
武野慎一郎です。
今回は、飲食店開業にあたり、見落としがちな経費についてお話します。
これまでの動画で飲食店開業における様ざまな経費を紹介してきましたが、お店をオープンされることがゴールではなく、スタートであることをしっかり理解することが大事です。
オープンすると連日満席、儲かってしょうがないといったケースは非常に少ないのです。まだまだ認知度の低い新店舗は、売上も不安定で、用意しておいた食材がロスになることも、よくある話です。私のお店もオープンした月にお客様より、スタッフの数が多いといった日が何日かありました。
運転資金と固定費
ここで注意しておきたいのは開業する前に用意しておくべき、運転資金についてです。お店を運営するにあたり、家賃、水道光熱費、融資の返済など、売上に関係なく毎月かかってくる経費があります。これが固定費といわれるものです。
どんなに入念に準備していて、どんないいお店ができたとしても、お店に固定客がつき、安定した売り上げをつくるには、ある程度期間が必要です。飲食店が軌道に乗るには、平均して6か月くらい期間がかかるといわれています。運転資金を軽視したがために、閉店に追い込まれることも少なくありません。あのお店もうつぶれてるというのを見たことがあると思いますが、意外と多く、半年以内の閉店は全体の20~30%をしめます。
必要な運転資金の金額は?
最初の6か月間は売上がなくてもやっていける運転資金を用意しておきましょう。具体的には家賃の10か月分、たとえば家賃25万円なら250万円程度の現金を用意しておく事が必要になります。
もう一つ大事なことは当面の生活費です。よく自分の給料はなくても、お店が続けれれば、それでいいと言う方がおられますが、はっきり言って、それは無理です。無理は続きません、人間そんなに強いものではありません。
自分の給与を計算、獲得できないようでは、お店の存続は不可能です。 厳しいようですが、飲食店経営はそんなに甘いものではありません。自己生活費は、できれば半年から1年間は確保しておきたいものです。 地道でも確実に、当たり前のことを当たり前に行なっていくことこそ、繁盛の近道なのです。
これまで飲食にかかる経費について、お話してきましたが、どんなに準備しても、しすぎることはありません。創業には思った以上にエネルギーと資金が必要です。不安要素を少しでも、少なくし、お客様だけでなく、働く仲間や家族にもに満足していただける、お店作りを心掛けていきましょう。
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