流行は錆びる!?あなたにピッタリの最適デザインの見つけかた。開業準備前から始める上手なSNS活用術。
もしかしたらあなたはデザインと聞いて苦手意識を感じているのではないでしょうか?そんな苦手意識を抱えているあなたにこそ、毎日デザインに関わりながら、自分の感性を磨く方法をお伝えしようと思います。
こんにちは!
武野慎一郎です。
今回は、「オシャレや流行は少し苦手」と感じる方へ向けた、 ちょっとしたデザインの小話です。実は、大多数の人気店には、『繁盛するデザインのトリック』があることをご存知ですか? 憧れのお店作りの参考にみていきましょう。
インスタグラムを筆頭に、オシャレで奇抜なデザインは無限に溢れ、誰でも気軽にチェックできるようになりました。日頃から、こういったツールに慣れ親しんでいる方は、 デザインのヒントを探す感覚が養われているので、この段階では問題ないかと思います。しかし、不慣れな方や、そもそもアカウントから作らないといけない方には、 『ピンタレスト』の活用をオススメします。
アイデア収拾の時間ロスをしたくない方は、あなたと感性が近しい人が「いいね!」した 公開画像フォルダを探しましょう。その人をそのままフォローすることで、時短が可能です。誰かと頭の中のイメージを共有する時や、事業計画作成時のヒントに活用してみましょう。
最後に、『繁盛するデザインのトリック』について、補足しておきます。
答えは、機能美です。
この美意識について車で例えると、 これまで世界にない唯一無二のラグジュアリーなスーパーカーを作るため、 外装にこだわり、あれもこれも取り付けた結果、車検に通らなかったという感じです。つまりデザインとは、見た目の良さだけを意味する言葉ではなく、きちんと機能していなければ意味がないということです。
錆びないデザインの条件は、錆びない機能があること。どんなジャンルにも、「永遠の定番」と呼ばれる名品がありますが、 それらは、イケてるデザイン=流行ではないことを教えてくれます。デザインとは、記憶に残るもの。デザインとは、感覚に残るもの。これを理解し、お客様にどんな気持ちで食事をしてほしいか想像できれば、 お店の壁紙の色なども自然と決まってゆくものです。
もちろん、今の流行や、個人の好きな色がNGではありません。しかし、色の与える効果を無視しては、居心地の悪い印象を与えてしまいます。 例えば、飲食店に不向きな色に食欲を減退させる色として青色があります。
こういう配色をしないことが機能美を追求するということです。今回、大切なこととして、バズるお店が必ずしも流行や目新しいデザインで勝負しているわけではないということがわかりました。 心地よい空間とは、デザインが機能していることを意識してみると、お客様の動線、 厨房の動線などにも、新しいヒントや気づきが見えてくるかもしれません。