あなたは事業計画書と聞いて、最低限必要なものは何か答えられるでしょうか?開業時の融資や、新規取引業者様に提出機会があるこの大切な計画書について考えていきたいと思います。
こんにちは、
武野慎一郎です。
前回、事業計画書の性格について大まかに説明しました。さすがに、前回の説明だけで書けた方はいないと思います。今回は、実際に事業計画書を作成する際のポイントをメモとしてまとめました。
今よりも、ずっと軽い気持ちで事業計画書の作成に取り組めるように、もっともっと感覚を掴んでいきましょう。
前回、融資を受ける際、事業計画書の提出は必ず必要だと書きました。では、一体いつ頃から、どのくらいの期間で完成させるべきか気になっていたと思います。あなたは、どのように計画を進めようと考えていましたか?
絶対的な正解はありませんが、通常はオープンの1年前から取りかかり、2ヶ月程度で事業計画書の完成を目指すことが望ましいでしょう。また、同時進行で考えなければいけないこととして、オープンさせるために必要な許可申請や、より細やかなデザインやメニュー、 オペレーションなど、限られた時間で最大限の準備をしなくてはいけません。
先にお伝えすると、独立開業を果たすためには少なくとも、私たちが考える12項目について、1年間の計画的な行程表がなければ、つまずく可能性が十分にあります。
初めての独立開業のハードルの高さは、この12項目が何であるかすら見当が立たないところにあると思います。
加えて12項目を同時に実現可能な計画として進められるかどうか?この大きな不安に対しては、下記のタイムスケジュールが役立ちます。こちらをロードマップとして事業計画を作成し、開業までの道筋に合わせて修正やブラッシュアップを行っていきましょう。
【事業計画書作成メモ①:骨組みのポイント】
・全体のボリュームは、相手が大体10~15分程度で概要とポイントがつかめる量。
・緻密なデータ分析にグラフや表は欠かせない。
・計画書の流れやデザインを考える。
・構成ができたら、取り掛かりはどこからでも良い。
【事業計画書作成メモ②:取り掛かる際のポイント】
・まずは箇条書きで、スピーディーにやりたいことを書き出すところから。
・お店の独自性×顧客ニーズ=繁盛店を忘れない。
・理想と現実がマッチしているかデータで検証する。
・一番重要な項目は、キャッシュフロー(お金の流れ)であることを意識する。
ここまで、事業計画書の大まかなポイントについてお話しをしました。
料理と同じく、肝心なのは下ごしらえです。時間と労力を要する地味で細かい仕事こそ、味の仕上がりに大きく左右するものです。気になるお金の流れについては、この先のワークでもしっかり見える化していきますので、安心してついて来てください。
おわりに、ある程度、理想のお店へのリサーチ活動が進んできたら、
データの集計・分析も忘れないうちに少しづつ記載を進めます。
現地調査をもとに、モジュール1の★売上予測シートを埋めてみましょう。
まずは、一歩、一歩、下準備を進めましょう!