なぜあなたのお店で顧客情報が必要になるのか?
今回のレクチャーでは、飲食店店舗の顧客情報管理について考えていきたいと思います。
あなたは顧客情報と聞いて何をイメージしますか? そしてその顧客情報をどのように管理し使用していきますか? 今日は私達が実際お店で実践している方法をお伝えしていきたいと思います。
こんにちは。
武野慎一郎です。
ではまず、「なぜあなたのお店で顧客情報が必要になるのか?」についてです。
飲食店で顧客情報を集め、それをどう使っていくのか、メリットを考えていきたいと思います。
まず一つ目のメリットは、好きなタイミングでお客様にアプローチができます。
最新のイベント情報や、新しいメニューの紹介が可能になります。
二つ目にお客様の属性が把握できます。
自分達が理想のお客様として掲げている人たちが、本当にそのお店のお客様の層なのか確認ができます。例えば、女性をターゲットにしたお店なのに実際男女比率が男性のほうが多かったら、目指している所と違うと確認ができますよね。
三つ目に再来店のきっかけ作りができることです。リピートのお客様を作ること、これは飲食店では非常に大切なことです。皆さん日常で色々な飲食店を利用されていると思いますが、お店の名前ってほとんど覚えてないと思うんですよね。食事した物と美味しかった楽しかったことは覚えていても、そのお店の名前まで覚えているのは意外と少ないと思います。
そんな時にお店の名前で再来店を促すアプローチができたらどうでしょうか? お店の名前を再度思い出してもらい、またあのお店にいきたいと感じていただけることができれば、お店にとってはメリットしかないと思います。季節のキャンペーン情報とか、お誕生日のクーポン券とか、特別招待券などを送ることで、もう一度お店を思い出してもらい、お店に来ていただくことにつながるのではないかと思います。
必要最低限の顧客情報とは?
それでは、必要最低限の顧客情報とはどんなものでしょうか。再来店のきっかけを作るために次の5つが必要になります。
- フルネーム
- メールアドレス
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
1.フルネーム
まず名前です。
私のところでは、名前は必ずフルネームをいただいています。
お客様に呼びかけられるように、手紙などでも使えるようにするために、必ず苗字だけではなく、フルネームをいただくようにしています。
2.メールアドレス
その次はメールアドレスです。これも大切な情報です。
私達は、以前はダイレクトメールやハガキ、手書きの手紙などを送っており、そのために住所などを教えてもらっていました。今はメールでそういうことができるように、メールアドレスをいただいています。
3.住所
では住所はというと、特別なお客様にはメールだけではなく、手書きでハガキのダイレクトメールを送れるように、住所もいただくようにしています。これは毎年お客様に送っているおせちと年越しそばのセットの案内です。一回でも買ってくれた方には、ハガキサイズのダイレクトメールを送るようにしているのですが、こういうものを実際送る時にも、住所のデータがあれば使うことができます。
4.生年月日
あとは生年月日ですね。
これはバースデープレゼント等のお知らせに使います。これも再来店のきっかけを作るために伺うようにしています。さらに、性別。顧客属性や比率を確認するためにいただいています。
5.電話番号
最後は電話番号です。これは携帯の番号の方です。
前に実際にあったことですが、お客さまがメールで返信をしてくれた時に、メールでやり取りするのではなく、直接コンタクトをとる方が楽なことがありました。なので携帯の番号もいただくようにしています。注文内容の確認とか調整、コンタクトをとる時に使わさせてもらっています。
このような情報をお客様から提供して頂くことで、私達お店側からさまざまなアプローチができると思います。 どうでしょうか?飲食店が顧客情報が必要になる理由が少しはわかって頂けたでしょうか? それではこの顧客情報を具体的にどのようにお客様に提供していただくのかを次のレクチャーではお伝えしていこうと思います。
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