【飲食店の事業計画書】利益のでる構造を理解する!!
あなたは利益の出る構造を説明できるでしょうか? こんにちは。 武野慎一郎です。 利益計画は、毎月あるいは年間でどの程度の利益を残せることが見込まれるのかを見える化した計画です。利益は、次のようなことを行うための原資となるものでもあり、経営者として強く意識すべき指標です。 ・金融機関などへの借入金の返済 ・お店を良くしていくための投資 ・従業員やあなた自身へのボーナスの支払い ・2号店を多店舗展開するための投資 など さらに、利益計画は、どのような構造で利益が発生するのかを見える化した計画でもあります。 よって、しっかりとした利益計画を立てることができれば、何をどうすれば利益を増やすことができるのかということを経営者が見つけやすくなり、目標とした利益を達成しやすくなります。 利益の出る構造は、以下の通りです。 最終利益=売上高-売上原価-販管費(営業経費)-営業外損益-税金売上原価
売上原価というのは、売上をあげるために直接かかった費用のことであり、飲食店であれば、仕入れが該当します。 料理を提供するためには、食材や調味料などが必要となります。 飲み物を提供するためには、もともとの飲み物の原材料が必要となります。 これらの費用が毎月いくらくらい発生するのかを計算するのですが、金額ベースで計算しようとすると、どの程度の売上があったのかによって結果がばらついてしまうため、売上の何%という形で売上原価を書いていくのが通常です。 売上原価率は店によってまちまちですが、飲食店の場合は、一般的には売上の30%以内に収めることが理想であると言われています。販管費
販管費(営業経費)というのは、店を営業するために必要な費用のことです。 これに関しては、毎月の売上高に関係なく一定の金額が発生し続ける固定費と、売上に比例するような形で発生する変動費があります。 固定費の具体的な中身は、次のような内容です。 ・店の地代家賃 ・機械や設備などに対するリース料金 ・保険料 ・正社員などの毎月の勤務時間が一定である従業員に対する人件費 ・減価償却費 など 減価償却費というのは、取得金額が10万円以上の機械や設備などを購入した場合に、会計上のルールに従って、購入金額を数年間に分けて毎年費用化することを言います。 変動費の具体的な中身は、次のような内容です。 ・料理を提供するための容器や洗剤などの消耗品費 ・水道光熱費 ・広告費 ・アルバイトなどの毎月の勤務時間が一定ではない従業員に対する人件費 など営業外損益
営業外損益というのは、店の本業以外で発生する収入と支出のことです。 個人のお店で店主が副業的に行ったことによる収入や金融機関に対する金利の支払いなどが該当します。 収入から支出を差し引いた合計金額が営業外損益の数字になります。税金
税金に関しては、法人であれば法人税、住民税、事業税などが、個人であれば所得税、住民税、事業税などが、お店の利益額に応じて発生します。 税金は、税金を控除する前段階の利益をベースにして計算されます。 このような形で、売上高、売上原価、販管費、営業外損益、税金、最終利益という順番で想定される金額(販管費と営業外損益に関しては発生項目ごとの金額も併記)を記したものが利益計画なのです。 今回お話した項目は必要最低限記入が求められるものです。ひとつひとつ数値を確認していきましょう。 もしあなたが、どんなジャンルで飲食店開業をしようかと悩んでいるのなら、一度本を読んでみてください!!独立・開業の為のファーストステップガイド
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